ザトウクジラ
◆ザトウクジラ(座頭鯨 )は、クジラ目ヒゲクジラ亜目ナガスクジラ科に属する、ヒゲクジラの一種です。
個体数の減少から、1966年に商業捕鯨が禁止されています。

標準的な個体では体長11〜16m、体重30tほどですが、大きなものは20m、60tにもなる大型のクジラです。
全長の3分の1に達する長く大きな胸ビレと、上下の顎にあるフジツボに覆われた瘤状の隆起が特徴の一つで、他のナガスクジラ科のクジラとは、外見がずいぶん異なります。

吻端から噴気孔に欠けては僅かな隆起線が存在します。
背びれは低い三角形、また尾びれにかけて低い隆起が存在します。
背面は黒〜青黒で、腹部に白い班があります。
胸びれの先端も白くなります。
鯨髭は黒ですが、時折白い個体も存在します。

和名の由来はその姿(背ビレと背中の瘤等)が、琵琶を担いだ座頭に似ているためと言われます。
英語では背中の瘤から、humpback whale(せむしの鯨)と呼ばれます。

ザトウクジラは地域毎に集団を形成しています。
集団でまとまって移動し、集団間では交流がほとんどありません。
北半球にも南半球にも存在します。

夏は極の近くで主に捕食をし、冬は赤道迄は行きませんが(北半球ならハワイや沖縄・小笠原あたりの)温かい海域迄移動し出産・繁殖・子育てをし、また春になるに連れ極の方に移動するという、回遊生活を送っています。

ザトウクジラは、ブリーチングとよばれる大きなジャンプをします。
何故ブリーチングをするか判っていません。
寄生虫を落とす為、子供をシャチから守る威嚇の為、コミュニケーションの手段、単に楽しんでいるなど様々な説があります。

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